見える統制、見えない統制

東藝術倶楽部会員各位

 

おはようございます。日本は大雨で、洪水や土砂崩れの危険が高まっているようです。せっかくのゴールデンウイークですが、無理な外出は避けた方がいいかもしれません。北京は大気の汚れはあるものの、今日は晴れ渡っています。

 

今朝、NHK国際放送で7時(中国時間6時)のニュースを見ていたところ、中国人権活動家の話題になったとき、突然放送が中断しました。「またやりやがったな!」と思い、しばらくそのままにしていると、放送は回復、すでに別の話題になっていました。

 

このような話をすると、中国ではいまだ情報統制されていて、表現や言論の自由がないんだなぁ...と思われがちですが、実際には皆好き勝手に政治批判や社会問題を語っているのが実態です。中国でのネットでの書き込みなどは、中国当局も取り締まり切れないところもあるようです。逆に、どのようなことをすれば取り締まりの対象になるのかがはっきりしており、対策を立て、言動に注意していれば安全であることが分かって良いのかもしれません。

 

翻って日本を見てみると、一見自由に何の制限もなくいろいろな意見や考え方を言うことができるように思えます。しかし、現実にはさまざまな方面で制約があることが分かります。法的にどうとかいうのではなく、周りの目であったり、公的な嫌がらせや迫害など、法的に証拠を揃えるのが難しい類の制約です。

 

政界のスキャンダルや経済界の裏事情など、真実を暴こうと動いていたジャーナリストや研究者が突然の死んだり、痴漢行為で捕まったりなど、社会的に抹殺されることも少なくありません。これによって、書きたくとも書くことができないニュースがどれだけあることでしょう。これが、一見自由に見える日本の言論統制の実態なのです。

 

見える統制と見えない統制。さあ、どちらの統制がより怖いと言えるでしょうか?

 

東藝術倶楽部事務局 海外広報担当 高見澤

 

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120501/chn12050115260000-n1.htm

NHK海外放送が突然中断 中国人権活動家の話題で

2012.5.1

1日、北京市内の米大使館前を歩く北京市民ら(AP)

1日、北京市内の米大使館前を歩く北京市民ら(AP)

 

 中国で1日昼、NHK海外放送の番組が一時中断された。中国当局による自宅軟禁から脱出した盲目の人権活動家、陳光誠氏の話題に触れた瞬間、画面が数分間真っ黒になった。

 陳氏が米当局に保護されていることに関連し、オバマ米大統領が中国に対して人権状況の改善を求めたことを伝えた内容とみられる。

 3日から北京で米中戦略・経済対話が開かれるが、中国側が陳氏の扱いに極めて神経質になっている様子がうかがえる。

 今年に入り、重慶市トップを解任された薄煕来氏をめぐり、少なくとも2度、NHKのニュース番組の放送が中断されている。(共同)

 

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このページは、東藝術倶楽部広報が2012年5月 6日 00:48に書いたブログ記事です。

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