おはようございます。3月に入り、九州の霧島連山にある新燃岳で噴火活動が活発になり、昨日爆発的噴火が起きたとの報道がありました。近年、火山活動の活発化と大地震の頻発が世界各地でみられるわけですが、まさに地球規模での地殻変動が起きている証拠です。自然災害のみならず、人的行為による突発的な犯罪や事故も含め、何が起きても不思議ではない時代になっています。常に意識を持って行動することが重要です。歩いているとき、電車に乗っているときも、常に自分の存在を意識しておきましょう。
さて、本日のテーマは、江戸から離れた人生儀礼の話題になりますが、「結婚記念日」についてお話ししたいと思います。日頃、ご主人方からするとつい忘れがちな結婚記念日ですが、奥方からすると忘れられない日とする人も多いようです。周年記念のときには、ちょっとした心遣いが必要なのかもしれません。
この結婚記念日という概念は、もともと日本にはなく、いろいろと調べてみると、どうやら19世紀頃の英国にそのルーツがあるようです。日本では「銀婚式」と「金婚式」がよく知られていますが、英国では1周年から15周年まで、その後は5年ごとにお祝いが行われるそうです。
1周年:紙婚式 2周年:綿婚式、藁婚式
3周年:革婚式、菓子婚式 4周年:花婚式、書籍婚式
5周年:木婚式 6周年:鉄婚式
7周年:銅婚式 8周年:青銅婚式、ゴム婚式
9周年:鉛婚式、陶器婚式 10周年:錫婚式、アルミ婚式
11周年:鋼鉄婚式 12周年:絹婚式
13周年:レース婚式 14周年:象牙婚式
15周年:水晶婚式 20周年:磁器婚式
25周年:銀婚式 30周年:真珠婚式
35周年:珊瑚婚式 40周年:ルビー婚式
45周年:サファイア婚式 50周年:金婚式
55周年:エメラルド婚式 60周年:ダイヤモンド婚式
65周年:ブルーサファイア婚式 70周年:プラチナ婚式
日本では、明治27年(1894年)に明治天皇が銀婚式のお祝いしたことがきっかけとなり、国民の間にも次第に広まっていったようです。人生を楽しく過ごすためには、やはり家庭が基本となるでしょう。なかなか現実は厳しいものがありますが、家庭円満、夫婦円満に努めていきたいところです。
高見澤