2019年4月アーカイブ

 

おはようございます。今日は平成最後のウイークデー、明日から10連休という方も多いのではないかと思います。週間天気予報では、東京は明日は雨日和ですが、概ね晴れの日が続くようで、お出掛けして気分を変えるのも良いかもしれません。とはいえ、人出が多いのが苦手という人もいるでしょうから、家でのんびりする時間があってもいいでしょう。私はといえば、少し集中して書かなければならない論文があるので、多少は外出するにしても、ほとんどの時間は自宅で資料やパソコンとにらめっこで終わりそうです。

 

さて、本日は最後に整備された五街道の「甲州街道」について紹介したいと思います。 甲州街道は「甲州道中」とも呼ばれ、本来は江戸日本橋を起点に、内藤新宿(新宿)、高井戸、府中、八王子、小仏(こぼとけ)、上野原、大月などを経て甲府に至る街道ですが、更に韮崎などを通って下諏訪で中山道に合流するまでを甲州街道とする場合もあります。

 

甲州街道は、古くから使われていた「古甲州道」を江戸幕府が整備したもので、江戸と甲府が開設されたのは慶長7年(1602年)と早かったものの、街道全体の整備が完成したのは明和9年(1772年)とかなり後の時代になってからです。江戸時代初頭には「甲州海道」と称されていましたが、正徳6年(1716年)4月に街道呼称整備が行われ、甲州道中に改められました。

 

甲州街道の宿場は、時代によって設置と廃止が繰り返されたり、複数の宿場で宿継ぎなどしたりして、正確な数は示されていませんが、一般的には江戸から甲府までの38宿と、甲府から下諏訪までの「信州往還」6宿を合わせて44宿、5324町(約208キロメートル)、5泊6日ほどの旅程とされています。当初の第一の宿は高井戸でしたが、元禄11年(1698年)に内藤新宿が設置されて、内藤新宿が第一の宿駅となります〔享保3年(1718年)10月~明和9年(1772年)まで内藤新宿が一時廃止された時期がある〕。各宿の常備人馬は25人、25疋です。

 

武蔵国:[日本橋(江戸)]-内藤新宿-高井戸-国領-下布田(しもふだ)-上布田(かみふだ)-下石原-上石原-府中-日野-横山(八王子)-駒木野-小仏-12宿〕

相模国:小原-与瀬-吉野-関野-〔4宿〕

甲斐国:上野原-鶴川-野田尻-犬目(いぬめ)-下鳥沢-上鳥沢-猿橋-駒橋-大月-下花咲-上花咲-下初狩-中初狩-白野-阿弥陀海道-黒野田-駒飼(こまかい)-鶴瀬-勝沼-栗原-石和(いさわ)-甲府〔22宿〕

甲斐国:[甲府]-韮崎-台ヶ原-教来石(きょうらいし)-〔3宿〕

信濃国:蔦木(つたき)-金沢-上諏訪-[下諏訪]〔3宿〕