東藝術倶楽部瓦版 20160628 :出発!食を探る旅へ

 

おはようございます。本日の東京は雨、天気予報では夕方には一旦止みますが、夜にはまた降り出し、しばらくは雨日和となりそうです。水不足が心配される関東ですが、これで少しは水瓶に雨水が溜まるかもしれません。ただ、根本的な水不足の解決には至らないでしょう。

 

黒木さんよりのコメント、ありがとうございました。私も仕事を抱えながら生活していく中で、東藝術の活動に共感しながら勉強し、活動に参加している喜びを感じているところです。これからも、江戸に係る情報発信に努め、会員の皆様と一緒に勉強に励めればと思っています。

 

さて、これからしばらくの間は、私お得意の中国の話を交えながら江戸の料理・食事についての話題を提供していきたいと思います。

最近、気持ちは若いつもりでも、身体や思考が以前のように思うように働かないことに気付かされます。五井野博士が言われるように、これも放射能の影響ではないかと思うのですが、世間的な常識から言えば(正しいとは限りませんが...)、55歳にもなれば「やはり歳なのかな」と感じるところなのでしょう。

 

人間、歳を重ねてくると、経験が深まる分、世間のことがよく分かるようになり、社会的な出来事に対して若い時のような新鮮さや驚きが感じられなくなります。しかし、歳をとっても不思議と腹は減るもので、食べることの楽しみは依然として強く感じられます。

最近、人間にとっての幸福感というものは、どういうものだろうと考えるとき、美味いものを食べて「これは美味いなあ!!」と感動を覚えたその時の感覚こそが、所謂「幸福感」というものではないかと思うようになりました。

 

「衣食足りて礼節を知る」ではありませんが、人は食べられるようになると、より質の高い生活を求めるようになります。食べ物が豊富になれば、またそれを如何に美味しく頂くか、というところに発想が向かうようになるでしょう。

まさに江戸は、一般庶民までもがそのような時代を迎えていたと言っても過言ではありません。そして、素材や調理方法、食に対する考え方など多くの文化は、中国から伝わってきたものです。それをまた日本人の口に合うように工夫を重ねて、独自の食文化を生み出したのも我が日本人の祖先たちです。

さあ、これから食を探る旅に出発です。

 

高見澤

2021年1月

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このページは、東藝術倶楽部広報が2016年6月29日 11:44に書いたブログ記事です。

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